embOS
embOSは割り込み待ち時間ゼロのハイパフォーマンスRTOSです。低メモリ消費量、高速性と汎用性に最適化されいます。
お客様のあらゆるニーズに合わせて最小限の構成へと内部構造を最適化することができ、最小限のメモリ消費量に抑えます。また、8,16,32bit環境のCPUに対応しているのでアプリケーションの移植を容易にします。タスク間の通信等あらゆる機能が安全に利用することができます。
加えて、関連するミドルウェアと合わせて利用することで高度なGUIなどの高い機能を容易に実現できます。
embOSの仕様
- カーネルROMサイズ:1100~1600バイト*
- カーネルRAMサイズ:18~25バイト*
- カーネルCPU使用率:0.3%以下(M16C @10MHz、1ms割込み)
- RAMサイズ(メールボックス):9~ 15バイト*
- RAMサイズ(バイナリセフォマ):3バイト
- RAMサイズ(リソースセフォマ):4〜5バイト*
- RAMサイズ(タイマ):9~11バイト*
- RAMサイズ(イベントフラグ):0
- システムチックタイム:任意に設定可能(デフォルト設定:1ms)
- 割り込み待ち時間:0
- タスクの数:Max 無制限(利用可能なRAMにより制限)
- メールボックスの数:Max 無制限(利用可能なRAMにより制限)
- セマフォ数:Max 無制限(利用可能なRAMにより制限)
- ソフトウェアタイマー数:Max 無制限(利用可能なRAMにより制限)
- タスク優先度段階数:Max 255
- 同一優先度のタスク数:Max 無制限
* CPU、コンパイラや使用ライブラリの機種により異なります。
embOSの特長
- μITRONと同じプリエンプティブスケジューリング(最優先度のタスクを実行)
- 同一優先度のタスクはラウンドロビンスケジューリング
- タスクまたはプログラムセクション毎に対してプリエンプションを無効に設定可能
- スレッドローカルストレージをサポート
- スレッドセーフシステムライブラリをサポート
- ソフトウェアチックタイマより高解像度の時間測定が可能
- アイドル時にCPUをHALTモードにし低消費電力化しています
- 多重割り込みが可能
- 割り込みハンドラからもAPI実行可能です
- 多くのBSP及びスタータプロジェクトでのOS移植が容易です
- デバッグモードビルドにランタイムチェックがあります
- リアルタイムでカーネルの情報を表示するembOSView付属
- アセンブリ言語でカーネルコアを実装
- 全てのAPI関数は、C / C + + /アセンブリ言語アプリケーションから使用可能です。
- BSP開発とRTOS移植が容易です
- IAR Embedded Workbench IDE用OSカーネルデバッグライブラリをサポート
等
embOSの利用例
工業用機器のテスト機器や計測機器、通信医療機器、民生用電子機器などで利用されています。
バッテリ駆動機器から超高速応答、マルチタルクを要求する高度な機器まであらゆる場面で使用することができます。
関連情報
トライアル版
上記の対応CPU以外で動作するかチェックするために全ての機能を搭載したトライアルバージョンを用意しています。お問い合わせいただければご案内させていただきます。