POC-メテオ
POC-メテオを使って天気観測をしましょう。
POCのUSBセンサーを使って天気のパラメータ(気温と湿度)を記録してみました。特にこれといって変わったことはない標準的なものですが、この基礎的とも言える用例からPHP言語からアクセス可能なUSBモジュールのメリットが分かります。ライブラリがたくさんあるため、すぐにできるはずです。
このプロジェクトのゴールは定められた時間で記録した気温と湿気のリアルタイムなグラフを作ることです。もちろん後で必要になった時のためにデータベースへ残しておくこともゴールの一つです。(下図参照)
POC-湿度を使用し、PHPのWebサーバーをインストールしたPCにつなぎます。今回はEasy PHPを使用しましたが、MAC OS XのMAMPがより好ましいでしょう。
図 POC-湿度:マイクロ気温測定
ソフトウェアの側面は2つあります。1つはパラメータを一定期間で計測し、データベースの値を蓄積するコードとオンデマンドでグラフに書き出すコードです。
PHPセンサーを読み込むために、コマンドラインの小さなPHPスクリプトから始めました。わざわざPHPを使用する人は少ないかもしれませんが、OS上で動く小さなスクリプトを実行するにはとても便利な言語です。Windowsまたは似通った環境でEasy PHPをインストールした場合、プログラムファイルの下に「php.exe executable」を見つけることができるでしょう。
以下、MySQL databaseからセンサーを読み込み、値をストックするスクリプトです。
<?php
include("yocto_api.php"); include("yocto_temperature.php"); include("yocto_humidity.php");
$conn = mysql_connect('localhost','db_username','db_password'); yRegisterHub('http://127.0.0.1:4444'); while(TRUE) { Print("Temperature: $temp C\n");
|
<?php
$conn = mysql_connect('localhost','db_username','db_password'); mysql_check('connect', $conn); $res = mysql_select_db('weather'); mysql_check('select_db', $res); // featch measures from the last 48h // draw graph |
プログラミングは以上で、プロジェクトは完成間近です。あとは、計測器を外に置く場合、悪天候からモジュールを守るシールドが必要です。センサー自体はリボンケーブルを使用することでUSBコントローラから離すことができます。こうすることでハードウェアの最も繊細な部位を保護することができます、今回のプロジェクトでは4mのリボンケーブルを使いました。
さて、センサー自体を保護できれば良いわけですが、残念ながら熱帯化処理はできません。(湿度計への損傷を伴うため)よって、もっと原始的にエンクロージャーを使用することにしました。
図 センサー用小型エンクロージャー
図 ボックス内のセンサー
完成です!