ターゲット・ボードの立ち上げおよびデバッグの簡素化を目標に設計
JTAG
Sourcery Probeは、Sourcery CodeBenchと緊密に統合され、ボードの立ち上げやデバッグにかかる時間を短縮します。
Sourcery Probeは、1つの目標の達成に向けて長年にわたり進化を続けてきました。その目標とは、可能な限り最高のテクノロジと最大限の信頼性のもとで、新しいターゲット・プラットフォームの迅速かつ容易な立ち上げを実現することです。
Sourcery CodeBenchと緊密に統合されたSourcery Probeによって、ボードの立ち上げやデバッグにかかる時間を短縮できます。また、ARM、MIPS、Powerアーキテクチャ・コアのオンチップ・デバッグ機能に対応し、詳細な情報提供と制御を可能にします。
ハイエンドのSourcery Probe Professionalには複数のSourcery Probeコネクタが用意されているため、1台のSourcery Probeで複数のプロセッサ、アーキテクチャ、ソフトウェア環境に対応できます。
特長と利点
プロセッサのリファレンス設計からOEMボード設計に容易に移行
Sourcery Probeは、Sourcery CodeBench環境に統合されており、すぐに複数のターゲット上で作業を行うことができます。これらのターゲットと用意されているテンプレートを利用すれば、リファレンス・ボード設計からOEMボード設計へのシームレスな移行が可能です。
- 包括的なキャッシュとMMU/MPUのサポート
- ライトスルー/ライトバック・キャッシュのすべてのモード、メモリ管理/保護モード、コアによってサポートされているDMAをコアタイプ別にサポートします。
業界をリードするコアとボード設計をサポート
- メンター・グラフィックスのプローブは、ARM、MIPS、Powerアーキテクチャ・コアをサポートしています。また、複数のPowerアーキテクチャ、ターゲット、ARMやMIPSライセンスによるボード設計にも対応しています。
ソフトウェア・デバッグ機能
- 命令の実行制御
- ターゲット・メモリの表示と修正
- プロセッサ・レジスタの検査と修正
- 実行時の詳細情報と制御
- ROM、RAM、フラッシュ・メモリ内におけるブレークポイントの制御
- ソースコードやアセンブリ言語ベースでのシングル・ステップ実行
- 関数のシングル・ステップ実行(ステップイントゥ、ステップオーバー、ステップアウト)
システム要件
Sourcery Probeの使用にはSourcery CodeBenchが必要です。
Sourcery Probe Professional
ハイライト
- ARM、MIPS、Power アーキテクチャのプロセッサをサポート
- すべてのCPUコア速度をサポート
- ターゲット・システムの動作への介入を最小限に抑えながら、ターゲット内で制御とデバッグ・ソフトウェアを実行
- キャッシュ、ROM、RAM、フラッシュ・メモリ内のコードをデバッグ
パフォーマンス
- 高速なシングル・ステップ実行
- ホストからターゲットへのダウンロードでは1MB/秒を超える速度を達成
- 10/100/1000BaseT Ethernetネットワーク接続をサポート
- ターゲット・システムのシリアル・ポートへのTelnetアクセスをサポートしており、ネットワークを介してターゲット・システムのシリアル・ポートを操作可能
- ビッグエンディアンとリトルエンディアンの両方のバイト順序をサポート
- 1.2~3.3Vのターゲット・システム信号レベルに自動対応
Sourcery Probe Personal
ハイライト
- ARM、MIPS、Powerアーキテクチャのプロセッサをサポート
- WindowsやLinux® のホストをサポート
- すべてのCPUコア速度をサポート
- ターゲットの動作への介入を最小限に抑えながら、ターゲット内で制御とデバッグ・ソフトウェアを実行
- キャッシュ、ROM、RAM、フラッシュ・メモリ内のコードをデバッグ可能
パフォーマンス
- 高速なシングル・ステップ実行
- ホストからターゲットへのダウンロードでは12MB/mを超える速度を達成
- USB 2.0をサポート
- ビッグエンディアンとリトルエンディアンの両方のバイト順序をサポート
- 1.8~3.3Vのターゲット信号レベルに自動対応