GDB Server

J-Link GDB ServerはでバッキングインターフェースとしてGDB(GNUデバッガ)使用するツールをJ-Linkとともに使うためのリモートサーバです。GDBとGDBサーバは標準GDBリモートシリアルプロトコルを使用してTCP/IP接続をします。GDBはopen elf/bin files, reading/writing memoryなどといった標準的なコマンドをサポートしています。加えていわゆるmonitor commandに対応していてサーバに対してコマンド送信、介入などを行えます。これによりJ-LinkソフトウェアパッケージではGDBサーバはGUIバージョンとコマンドラインバージョンの2バージョンが用意されています。

 

GNUデバッガ(GDB)概要

GNUデバッガはGNU Public Licenseに準拠したフリーのデバッガです。TCP/IP接続でエミュレータと接続します。GDBサーバが動作する全てのエミュレータで使用可能です。

詳細: http://www.gnu.org/software/gdb/download/

 

対応CPU

現在以下のCPUにJ-Link GDBは対応しています。

  • ARM7/9/11
  • Cortex-A5/A8/A9
  • Cortex-M0/M0+/M1/M3/M4
  • Cortex-R4
  • Renesas RX610, RX621, RX62N, RX62T, RX630, RX631, RX63N

 

システム要件

  • J-Link / J-Trace ARM / J-Trace for Cortex-M
  • PC running Microsoft Windows 2000 or later
  • Target hardware with supported CPU

 

J-Link GDB Server(GUI version)

 J-Link GDB ServerのUIはデバッグの進捗を表示し、いくつかの設定を変更することができます。たとえばパフォーマンス向上のためにメモリ読み込みをキャッシュしたり、ログファイルの生成を設定できます。

GeneralInfo J-Link GDB Serv

 

J-Link GDB Server(コマンドラインversion)

 コマンドラインVersion J-Link GDB ServerはJ-Link GDB Serverの特別版です。GUIは一切なく、J-Link LinuxとMac向けに特別に開発されています。基本的にはGUIVersionのJ-Link GDB Serverと何ら変わりません。

J-Link GDBServer gdbcl