- ISO 10373-6は、13.56MHzのRF通信におけるISO 14443のプロトコルを実装し、スマートカードやデバイスのアナログおよびプロトコルレベルでの機能検証のための国際試験規格
- NISO10373-7準拠のテストアンテナ(PCDアセンブル、PICCリファレンスを準備)
- ISO10373-6のテストに基づくアナログ、デジタル、アプリケーションテストが可能
- ISO10373-6 PICCおよびPCDのエミュレータ(仮想環境)の構築を準備
- ISO10373-6テストにおけるSPYツールを準備
- ISO10373-6のテスト冶具ソリューションをすべて準備可能
ISO14443の基本
- リーダーライタからアンテナを介して電磁波を発生
- 周波数帯域 : 13.56MHz +/-7KHz
- 磁界強度はアンペア毎メートル (A/m) で表します
- ICカードのアンテナが電磁波をとらえ、リーダライタからの電磁波により電力供給
- ISO14443 規格では、近接型ICカードは1.5 A/mから7.5 A/mで動作するように定義
- ISO10373-6規格では、磁界強度の測定はキャリブレーションコイルを使って測定するように定義
- PCDからPICCへのデータ転送は、搬送波の変調方式として振幅異変調(AKS)を利用
- ASK変調指数 = ( a-b) ÷(a+b)x100
ISO14443 TypeA(PCDからPICC)
- ASK変調指数100%
- 磁界出力の停止はポーズ(Pause)と呼びます
- 初期ビット持続時間:128/Fc(9.44 μs)
- 初期データレート:106kbit/s
- PCDからPICCへ搬送波の符号化へビットコーディング(①ビット持続時間の最初にポーズが入ります。②半分をすぎたところで、ポーズが入ります。
ISO14443 TyepA PICCからPCDへの転送
- ICカード内に負荷のオン/オフの切り替えを行い、反磁界を発生させて変調を行います。
- 副搬送波はFc/16=847.5khz
- ビット持続時間は128/Fc=9.44μs)
- データレート:106kbit/s
- PICCからPCDへ106kbit/sでのビットコーディング(fs = 副搬送波周波数: fc/16(847.5kHz), 1周期=搬送波の16分周)
ISO14443 TypeA(PCDからPICC)
- 副搬送波周波数 Fc/16=847.5 kHz
- BPSK(二位相偏移変調)
- 位相の変数はビットロジックの変化を意味します。
- PICCが副搬送波を適用する期間をTR1とします