POC-メテオ
温度センサーの比較
温度センサーに関して、サンプリングレート・正確性・特定の用途に対して十分に機能するかなどなど多くのご質問をいただきます。そこで以下の温度を測れるモジュールを比較してみました。
POC-温度、POC-メテオ、POC-サーモ
①POC-温度
POC-温度はMicrochip MCP9804を使用しており、一般的なセンサーと言えます。本体の温度を計測するため周囲の温度はあくまで間接的なものとなります。つまり、周囲の気温と時間的に差が出てしまいます。この差は緩やかに変化する温度に関しては問題ありませんが、数秒の内に変化する場合は注意が必要です。
②POC-メテオ
POC-メテオはSensirion SHT21を使用しています。このセンサーは周囲の温度を計測するのに長けており、湿度も測れます。Sensirion SHT21は、センサー部分に直接空気が届くように小さな穴が空いています。よってPOC-温度とは異なり、数秒間で変化する温度にも対応できます。
③POC-サーモ
POC-サーモはどんなサーモカップルにもつけることができます。①②と異なり、USBモジュールから離れた物の温度を図ることができます。さらに、POC-サーモの先端で計測するため、先端を液体や肉、(写真の先端部分を)溶けた金属に浸すことも可能です。ただし、前にご紹介した2つのセンサーより正確性は低くなります。
理論上の正確性の値に惑わされず、何の温度を計測するかでセンサーをお選びください。
・ 空間の細かい温度のバリエーションを調べたいならばPOC-メテオ
・ 金属部分の温度を調べたいのならばPOC-サーモ
・ 厳密に温度を調べたい場合はPOC-温度
測定部分